L:まき(銀の谷版)={
 t:名称=まき(銀の谷版)(ACE)
 t:要点=貫頭衣,直ぐ凹む,石塚の服を掴んでいる。
 t:周辺環境=銀の谷
 t:評価=全能力19
 t:特殊={
  *まき(銀の谷版)はまきとして見なす
  *まき(銀の谷版)はパイロット、名パイロット、地べたすり、
    I=Dデザイナー、恋する乙女として見なし、
    これらの持つ全ての特殊が使える。
  *まき(銀の谷版)はラヴィが出た時身を引く。
  *まき(銀の谷版)は無茶な吶喊することで絶技を一つ無効化できるが、
    攻撃の対象になる。
 }
 →次のアイドレス:・湖畔の釣り(イベント)
  ・石塚専用機の開発(イベント)・オーマを目指す(イベント)
  ・バロとの再会(イベント)


*I=D、RB、航空機での戦闘時、あらゆる判定は×1.50(評価1)される
*名パイロットはI=D、航空機、RB、宇宙船、艦船のパイロットになることが出来る
(他みなし不明)

 

 

アイドレス1シーズン中

鍋の国の技族。
迷子になって腹減らして死にそうな所を、誰彼かまわず鍋を振る舞う気風のいい鍋の国の人に助けられ、そのまま居着いている。南国人特有の金髪に焼けた肌、すみれ色の瞳の16歳ロボオタ少女。方向音痴でネガティブ発想の持ち主。黒いリュックをいつも背負っていて、その中身はカオスである。

最初の共和国共通I=D・アメショーのデザインが採用されたことにより、その後も調子に乗って共通I=Dペルシャ、サイベリアンのデザインを行なった。
共和国所属であるが、宰相府秘書官(名ばかり)であり、一時期猫参謀部準参謀長などもやっていたが、常に頭の中が石塚で一杯で、ろくな働きはできていない。
本物猫型アイドレス(石塚にシャルルと名付けられる)で小笠原事前偵察を行なった際、211天文観測班委員長の石塚弘に拾われて以来、彼に会う為に奔走した。

 

夏休み中

奔走の末、出あったのはHIと名乗るセプテントリオンのフットワーカーとなった石塚であった。
(このへんの紆余屈折は、文族の春 回顧録 にあるので割愛)
様々な人を巻き込み、お世話になりながらもようやくHIの服の裾を掴むことに成功する。
そして最大のお世話になりましたの「まきの誕生日作戦」で大ちょんぼを犯すものの、石塚と共に今日子に吹っ飛ばされて、何故か過去の第二世界は銀の谷で目を覚ます。

本来、おバカなお笑いボケキャラのはずだったのだが、石塚のこととなると凹みやすく、いじけやすい自虐的性格になってしまう性分。

石塚がセプを辞め、青の章の歴史も正され、NWからセプが撤退したというので、もう何の障壁もなくなった!と喜んでいた矢先、石塚にリンオーマの許嫁がいた事が発覚、そして事情をちゃんと説明してくれない石塚の態度にどん底気分に陥った。

その後、ばったりと出くわした当の許嫁である“白にして砂”のラヴィを見て、そのツンデレかわゆさに愕然。
『うぉぉ、ラヴィさんかわゆす!お友達になりたいっ! ん?石塚×ラヴィって結構萌え…  あ……… orz』 と、一人心の中で葛藤したらしい。

石塚本人はどうもツンデレキャラは苦手な様子なのだが、そこはネガティブ発想と曲解名人のまきである。ラヴィが石塚にデレる姿を見てしまったら、きっとすごすごと身を引いて部屋に閉じこもり一生出てこなくなるに違いない。

誕生日作戦の日、石塚からもらったチョーカー(別名・猫の首輪)は宝物。

ちなみにこの誕生日で16歳になった。

 

能 力

みなしに本人PC名の入っている珍しいPLACE。これはHBペンギン派生の“まき(ACE)”と思われるが詳細は不明である。

また職業みなしは地べたすり、恋する乙女という他では見ないもの、未開示のI=Dデザイナーなので、実際使える能力は現在パイロットとしてのみである。活動範囲は白兵ができる生身PCの方が広く、秘書官+鍋舞踏子のI=D補正が強いためこちらの方がコパイなどに使い勝手がいい。

但し鍋の国のメインパイロットの舞踏子が対応してない航空機、宇宙船に乗れるため、ACEの基礎能力もあり全く仕事がないというわけでもない。

 

 

 

 

 

 

ほう ほう ほう

どこかで低く鳥の鳴き声がした。
小心者のまきはビクっとその肩を縮める。
なんだ、フクロウか……あれ?銀の谷にもフクロウ、いるんだ。

 

深い山の木々に覆われた洞窟の前で、彼女は空を見上げた。
夜明けにはまだ遠いのか、漆黒の闇が辺りを包んでいる。
人工的な光源はなく、半円形の月が照らす明かりだけがかろうじて空と木々のシルエットを別けていた。

「遠くに来ちゃったなぁ…」
見ず知らずのこの銀の谷に来て数日。
リンであった石塚は元々の知識に加え、現地のリンとの交流で情報を持っているようだったが、彼女にそれを教えてくれることはなく、ただ彼の後をついていくだけだった。
掴んだ石塚の貫頭衣の裾がするりと手の中から滑って、離れていく。
それが最初のへこみだった。
私はただのお荷物、かぁ。

 

お腹がすいて眠れない。無理して横になっていると、どんどんクゥクゥとお腹の鳴る音が大きくなって、隣で寝ている石塚さんを起こしてしまいそう。
だから眠くて勝手にまぶたが落ちてくるまで時間を潰そうと、洞窟から一人抜け出してきた。

なんでなんかなぁ。
どうして石塚さんはちゃんと話してくれないのかなぁ。
地べたにしゃがみ込んで、落ちていた小枝を拾う。世界が違っても小枝は小枝だった。
私、そんなに…文句いうかなぁ。
婚約者がいたことは確かにびっくりした。でもよくある話だと思った。
だって石塚さんはあんなに素敵だもの。
私以外に女の人が居たって不思議じゃない。

カリカリと小枝の先で地面をかく。
澄んだ空気の中で、月の明かりが青く周囲を照らしていた。
鳥に種でも運ばれ芽吹いたのか、草むらに一輪だけ顔をのぞかせた銀の花が月光を浴びて輝いている。

 

ほーう ほう ほう
またフクロウが鳴いていた。耳を済ませば、小さな虫の声も聞こえてくる。

フクロウってどんな顔だっけ。
土の上に小枝を滑らす。
カリ カリ カリ
「夜は目がぱっちり。昼間は寝てる…」
カリ カリ カリ……
「耳みたいな逆毛ががあるからミミズク、まあるいのがフクロウ…」

婚約者の人は綺麗な人かなぁ。
白オーマって基本的に美形なんだよなぁ。
まきの口から小さな溜息が漏れる。
きっとちょぉセクシーでナイスバディで大人っぽくて、肌が雪みたいに白くて、切れ長の瞳の綺麗な人なんだ。
……だってリンオーマだもん。
会ったことないって言ってたけど…言ってたけど…
たぶんオーマの記憶の中にはいる人なんだろう。
私、お邪魔なんじゃないんかなぁ。
石塚さん、勝手にオーマ辞めちゃって、
婚約者さん、悲しんでないかなぁ……

 

ぱきん、と小枝が折れた。
頬を伝った涙が、膝頭へと滑り落ちる。

地面に描かれた昼間のフクロウの顔は、どこか石塚に似ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀の谷にて