L:石塚弘史={
 t:名称=石塚弘史 (ACE)
 t:要点=糸目・鋭い目つきの人・軍服
 t:周辺環境=銀の谷
 t:評価=全能力19
 t:特殊={
  *石塚弘史はウォードレスダンサー、歩兵、海兵隊、特殊部隊員、
    世界移動存在として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。
  *石塚弘史は石塚弘として扱う。
  *石塚弘史はまきといる間、全ての能力評価が−3される代わりに
    冷酷な性格から優しい性格に変化する。
  *石塚弘史はまきを守るためならどれだけの痛みにも耐えられる。
   (ただし、ダメージは受けるので死亡はする)
 }
 →次のアイドレス:・まき(ACE)・ラヴィ(ACE)・海兵隊(職業)

*ウォードレスダンサーはウォードレスを扱える。
*歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で近距離戦行為ができ、この時、
 選択によって近距離戦の攻撃判定は評価+1出来る。
*歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で中距離戦行為ができ、この時、
 選択によって中距離戦の攻撃判定は評価+2出来る。
*歩兵はI=Dに乗っていないとき、独自で遠距離戦行為ができ、この時、
 選択によって遠距離戦の攻撃判定は評価+1出来る。
*特殊部隊員は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1される。
*特殊部隊員は射撃戦行為が出来、中距離、近距離を攻撃できる。この時、攻撃、防御、移動判定は評価+1される。
(他みなし不明)

 

 

アイドレス1シーズン中

夜道に巨大な人影が出るという噂を調査中に、飢え死にしそうな弱った猫を拾う。
元来猫好きであった彼は拾った猫にシャルルと名付け、手厚い看護を施し命を救い可愛がった。
しかし10日後、思いもよらぬ理由によりシャルルを失ってしまう。

たんぽぽが地震で傾き修繕もままならないという判断のもと、小笠原では全島避難を行なうが、現れた白オーマの偵察隊のチル、オズルによって船を破壊され、天文観測班のクラスメートほとんどを失う。
その際、山本えりすの母であり、第6世界の支配人であるYSにスカウトされ、クラスメートを助ける術を求めてセプテントリオン革新派のフットワーカー“HI”となる。
その後、独自判断や組織の命令でNW勢と敵対し、PLを翻弄した。

 

夏休み中〜現在

執拗に自分を追ってくるまきに対し心を開こうとした一瞬の隙をついて、対抗するセプテントリオンの旧守派、MKの差し向けた刺客の銃撃に倒れるが、居合わせたまきと知恵者の機転で一命をとりとめた。
その時以来セプテントリオンを抜け、以降追われる身となり、宰相府の守護の元に置かれる。

儀式魔術「まきの誕生日作戦」で悲願だった父島のクラスメートを助ける事に繋がる時間犯罪を行なおうとするが、彼の消失を良しとしないNWの多くの“願い”がその直前で時間が巻き戻させ、別の誰か(おそらくHBペンギン)によって敵の聖銃使いは倒された。

その「まきの誕生日作戦」で今日子に吹っ飛ばされた後、まきと共に何故か過去の第二世界は銀の谷で目を覚ます。
そこで若かりし日のバロに出会い、純潔の鎖の戒めを解くためにリンオーマを辞めることとなった。

純潔の鎖を交わした相手は、派生にもある“白にして砂”のラヴィ。(但し交わしたのは石塚の代ではなく、本人は会ったこともなかったらしい)

リンの頃のオーマネームは“白にして輝き”であり、所持していた聖銃の行方は不明。

鍋藩王ミサさんの個人ACE、矢上・M・総一郎氏とはセプ脱退後から交流があり、銀の谷から戻ってきてしばらくは彼の家に居候していた。

まきと接している時はまるで父島時代の石塚委員長に戻ったかのような言動をしているが、それが本性かは未だ謎。(要点に“鋭い目つきの人”“冷酷な性格から優しい性格に変化する”とあり、まきのゲームでは確認出来ないため)

フットワーカー・HI&リンオーマを辞めてヤンデレ引退かと思われたのだが、ACEの特殊はまだなんとなくヤンデレ的要素を匂わせており、完全卒業はまだのようである。

 

能 力
みなし職業は世界移動存在を除くとウォードレスダンサー、歩兵、海兵隊、特殊部隊員と、バリバリの歩兵戦闘系キャラ。

パイロットしかできないまき(銀の谷版)とは同じ戦場に立てないのだが、そもそも特殊にまきと一緒にいると全能力がー3されるとあるのだから、戦闘力を求めるのなら離れていた方が吉。
但しWDも着用出来るので、FEGの煌月を着用すれば全能力+3となり、特殊によるマイナスを補いARも12に上げることも可能。
リンオーマ時代の記憶継承と、セプテントリオン、海兵隊の知識により、生活ゲームなどでは実用的なアドバイスをくれる。

まき(銀の谷版)の派生に石塚専用機の開発があるが、これは人型戦車であり、このままのみなし職業では乗車することもできない。(海兵隊の特殊にあるのかもしれないが不明)まき本人は副座でデザインする!と言っているが、もし乗れたとしてもこのままではまきの方の能力が高く、石塚はシートに座ってるだけになってしまうので、専用機完成の暁にはプロモーションして特殊が外れることを祈りつつ、WDを用意しておこう。

 

 

 

 

 

ほう ほう ほう

どこかで低く鳥の鳴き声がした。
こんな夜更けに鳴く鳥は、梟の類いか、と石塚は思う。
南国であるこの国は生態系が豊かであり、ここに来てから様々な生き物を目にしていた。ましてこの家は山の中腹にあり、どの梢に梟が止まっていても驚きはしないだろう。

 

彼は一人、屋敷の縁側に腰をかけ、静まり返る夜の闇の中で五感を研ぎ澄まし、周囲の気配を探っていた。
ここ最近の治安混乱に乗じて、明らかに外部からの招かれざる客人が共和国に侵入している。
目的は判らないが、ターゲットはACEと呼ばれる存在だと噂され、姿を隠した狙撃による被害が各国で出ていた。
比較的安定を保つ鍋の国でもその悪意を持った存在の出現は予想されていた。
この国の藩王の伴侶、矢上・M・総一郎の先読み予測は脅威的だったが、犯行グループの正体を断定するのはその能力の及ぼす範囲ではない。
そして妻の不安要素を取り除くために奔走する彼は忙しく、まして“野郎は自分で身を守れ”という言わずもがな、なこの国のACEの不文律で、矢上は彼らに余計な指示を出すことはなかった。


視線の先に白い建物がある。
そこに“まき”が寝ている。ログアウトしても消えることのない存在だ。
アトリエとして建てた彼女のワンルームは、海に向かって広い窓があるものの、その先は崖である。
狙撃者が身を隠すであろう山肌から彼女の寝床は完全に死角であり、接近するには満月に照らされた庭を横切らなくてはならない。
だから彼は、寝ずの番をしているのである。


ほーう ほう ほう

また、梟の声がした。雌でも呼んでいるのか、低く遠くまで響く鳴き声だった。
部屋の中でよく事情も知らず、眠っているであろう彼女の被介入体。
同じ顔をして同じ声で喋り、同じように不安げな目で自分を見つめて、同じように凹む。
魂はそこにないのかもしれないが、あの身体を失うと彼女はもうここに戻って来れないのだと思う。
だから彼は彼女を守るために、周囲の警戒を怠らない。

庭に茂る木々の間に海が見える。
月明かりが海面にきらきらと輝き、夜であることを忘れさせるようだった。
確かに初寝浦展望台から見る景色に似ているな、と彼は目の前の風景と胸に残る懐かしい思い出を重ねた。
遠い記憶。取り戻すことなどできないと、捨ててしまおうとした過去。

『私はあのとき見た景色を、世界を、人たちを、取り戻したい』
『一人では無理でも、変えられるせかいはあるよ』
金色に輝く思い出の海を背に彼女はそう言って、いつの間にか“みんなの力”とやらで“せかい”は巻き戻って別の時間を刻み始めた。
そして自分は――
一人歴史から切り離され、この古びた農家の縁側で故郷とよく似た景色を眺める日々を過ごしている。
だが、それを退屈だとは思わない。
彼は自分の生き方をひっくり返し、この世界へと住まわせることとなった彼女の顔を思い浮かべる。

 

ふいに梢を揺する音がして、彼は意識をそちらに向けた。握ったハンドガンのセーフティの位置を指で確認する。
と、近くでバサバサと大きな羽音、そして遠くでもう一つ、ホゥ、という少し高い鳴き声。

相方が見つかったのかい?
石塚は小さな笑みを浮かべて空を仰ぐ。

 

彼の胸に浮かぶ彼女の顔は、どれもうつむいて、それでも一心に自分を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀の谷にて